デグーはストレスが原因で手足の毛を齧ったり、健康を害することがあります。
最悪な場合、衰弱することも・・・
それでは、どのようにしてストレスを軽減すればいいのでしょうか。
デグーのストレス解消のためには、一緒に遊んだり適度にオヤツをあげることがオススメですが、あまりオヤツに頼るのも避けたいところ。今回は他の方法「環境作り」と「運動不足の解消」について紹介します。(執筆者:TORU)
デグーはただでさえいろんなところを齧ります。我が家は賃貸にもかかわらず、家の一部を齧られてしまいました・・・こういう被害を減らすためにも、デグーのストレス対策はしっかりしておくことをオススメします。
ストレス解消のための環境作り
ストレスの原因にケージの汚れもあります。軽い掃除は毎日して、週末に大掃除しています。放っておくと異臭の原因にもなるので、定期的な清掃をオススメします。我が家の掃除スケジュールは以下のような流れです。
朝の掃除(所要時間15分程度)
- 1水の交換 ⇒ 歯ブラシで給水器の内部を洗い、新しい水に交換します
- 2陶器の食器 ⇒ 水洗いします
- 3砂の掃除 ⇒ 網杓子(あみじゃくし)を使っておしっこの固まりや糞を取り除いてます
- 4回し車の交換
- 5ステージの交換
- 6ケージ下に敷いてるシートとチラシの交換
- 7ペレット&チモシーの補充
砂の掃除は網杓子を使うのが便利です。砂の中でオシッコや糞をしてしまうデグーは多いと思いますが、砂で固まったオシッコや糞を効率よく取り除けます。
夜の掃除(所要時間5分)
- 1水の交換
- 2食事(ペレット&チモシー)を補充
- 3ベッドが糞・尿で汚れていたら交換
寝る前の準備も兼ねて、夜も軽い掃除をしています。サイレントホイール、ベッド、ステージは交換頻度が高いので、それぞれ複数個用意してます。
デグーにオススメのケージはこの二つ
SANKOイージーホーム60ローメッシュ
我が家のケージは三晃商会のこちらです。多頭飼いになってからこのケージにしました。うさぎ・モルモット・チンチラ・デグー・リス・フクロモモンガ・小鳥などにも対応しているやつです。底網の部分は怪我防止のために外しています。
SANKOイージーホーム40ハイ
縦長タイプのケージです。初代デグーは単頭飼いでしたので、こちらのサイズを使っていました。モモンガやシマリスなど、上下運動を好む小動物にも最適です。
デグーの運動不足解消のために!
運動不足解消のために、行動範囲はなるべく広げてあげるようにしています。ただ、行動範囲を広げるときは十分な注意が必要です。我が家では放し飼い生活を3年以上しているので、その経験から得た注意すべきポイントを後述します。
毎日午前9時くらいから飼い主の仕事部屋で放し飼いをしています。仕事部屋は4.5畳なので、放し飼いするにはちょうどいい広さです。夕方から寝室の隣に移動して放し飼いとなります。18~20時くらいは眠そうにしてるのでケージ内外の寝床でゴロゴロしてます。たまに覗いていますが、ほとんで寝てます。
デグーのコード齧り対策
ゴチャゴチャなケーブルを整理するチューブ
電源コード対策として、こちらのチューブが安くてオススメです。これを二重にして巻き、少し齧られたら上から補強しています。ちなみに、本来の使い方はケーブルをひとまとめにするものです。
実際には以下写真のように対策してます。心配なので2つ重ねていますが、この状態でも100%安全というわけではありません。齧っている現場を見つけたら必ずやめさせます。
デグーたちには24時~7時の時間帯だけケージ内に入ってもらっていますが、寝るときは行動範囲のスペースを増やすためにケージを拡張してます。拡張する前はケージを齧ることがありましたが、拡張したら齧らなくなりました。やはりストレスが原因だったのかもしれません。
うちの子たちの夜ケージはこんなふうに拡張することで、ケージをガリガリすることがなくなりました
※上はカバー掛けます pic.twitter.com/UWKpcaDi0C
TORU@デグーと暮らしてます (@degu_lifeis) 2017年7月18日
ケージ外で遊ぶときの注意点
「口に入れてはいけないものが落ちてないか」
「家の外に出てしまわないか」
「飼い主が誤って踏んでしまわないか」
デグーをケージの外で遊ばせることはストレス解消になりますが、以上のような注意点がたくさんあります。もっとも注意したいのは感電です。電源コードはデグーが届かないようにして、コードの部分は必ずガードするようにしてください。
「火災・後遺症・感電死」など、大きな事故に繋がりやすいので、この点だけは十分に注意してください。これらの詳細については、「デグー部屋んぽの注意点)」にまとめています。快適なデグーライフを送るためにも、デグーのストレス解消にうまく付き合ってあげてください。